朗読劇 泉ピン子の「すぐ死ぬんだから」2023年公演

棺桶に白装束で横たわる村田雄浩と、その上に腰掛ける泉ピン子

出演
  1. 泉ピン子
  2. 村田雄浩
原作
内館牧子(講談社文庫)
脚本
笹部博司
作曲
宮川彬良

「愉快痛快」と日本を元気にした
内館牧子のベストセラー小説完全舞台化!!

毎日が一生懸命、頑張って、生きていく
78歳の忍ハナは、60代までは身の回りをかまわなかった。だが、ある日、実年齢より上に見られて目が覚める。「人は中身より外見を磨かねば」と。仲のいい夫と経営してきた酒屋は息子夫婦に譲るが、夫が倒れたことから、思いがけない裏を知ることになる……

初日を観劇された内館牧子さんよりお手紙が届きました(2022年・PDF)

公演概要

公演名
朗読劇 泉ピン子の「すぐ死ぬんだから」
出演
  • 泉ピン子
  • 村田雄浩
原作
内館牧子「すぐ死ぬんだから」(講談社文庫)
脚本
笹部博司
作曲
宮川彬良
  • 未就学児入場不可

メッセージ

原作者および出演者からみなさまへメッセージをお届けいたします。

内館牧子より
この朗読劇を泉ピン子さんが引き受けて下さったと聞いた瞬間、私は亡き橋田壽賀子先生を思い出しました。
先生が「おしん」を書かれていた時、私は脚本家の卵で、まだ会社勤めをしていました。ただ、NHKのプロデューサーのご紹介で、週末だけ先生の熱海の仕事場に通い、資料整理などのお手伝いをしていたのです。
私は脚本の仕事など何ひとつなく、主たる身分は会社員でしたが、先生に泉ピン子さんを紹介されました。主人公おしんの母親役で、極貧のために幼い娘を奉公に出します。その悲しみと愛情が画面からにじみ、日本中の、いえ世界中の視聴者を泣かせている最中でした。
私がとても印象に残っているのは、ピン子さんをご覧になる先生の目でした。それは「この人なら絶対に大丈夫。安心してどんどん書ける」という、強い信頼の目でした。今も忘れられません。
先生の最期をピン子さんが看取ったと伺った時、やはりあの目を思い出しました。先生はどれほど安心して旅立たれたでしょう。
先生はいつも私のことを、
「うちに来てた子」
とおっしゃっていました。
今回、「うちに来てた子」と「絶対に大丈夫」のピン子さんがタッグを組むこと、先生はきっと大喜びされていると思います。
泉ピン子より
懐かしい内館さんの印象
最初にお会いしたのはNHKの大河ドラマ「いのち」
のインタビューの時だと思います。
ロケ地の青森まで来て頂いたと記憶していますが、私も74になり記憶が曖昧で、、、
橋田先生に頼まれて「いのち」の雑誌インタビューを受けた時、内館さんが聞き手で、
その時もやっぱりほとんど橋田先生の話だったかな、、、。
内館さんが横綱審議委員をされている時、偉くなっちゃってと思いました。私なんか審議委員の話こないよ笑
もう「内館さん」ではなく「内館先生」になられたのが嬉しくて目を細めたのを覚えています。
橋田先生も必ず内館作品は見ていて、内館さんが書くようなテーマは私には書けないと、
懐かしいですね。
この作品は内館先生、橋田先生に
褒めてもらえるように精一杯演じたいと思います。

プロフィール

泉ピン子
泉ピン子
©平賀正明
女優。東京都出身。18歳で歌謡漫談家としてデビュー。75年より日本テレビ系ウィークエンダーでレポーターを務め注目される。以降バラエティ以外にも数多くのドラマで女優として活動の場を広げ、代表作にNHK連続テレビ小説おしんTBS 系ドラマ渡る世間は鬼ばかりなどがある。
村田雄浩
村田雄浩
©平賀正明

1960年3月18日生まれ 東京都出身

1980年、朝間義隆監督『思えば遠くへ来たもんだ』で映画デビュー。他、映画『男はつらいよ寅次郎かもめ歌』(80/山田洋次監督)テレビドラマ『青が散る』『澪つくし』等を経て、1992年に伊丹十三監督『ミンボーの女』中島丈博監督の映画『おこげ』(92)で、日本アカデミー賞他、数々の映画賞を受賞。その後も映画、舞台などに出演。映画『マルタイの女』(97/伊丹十三監督)『ゴジラ 2000ミレニアム』(99/大河原孝夫監督) 『壬生義士伝』(03/滝田洋二郎監督)『22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語』(07/大林宣彦監督)、テレビ『ちゅらさん』『ハルとナツ』『渡る世間は鬼ばかり』大河ドラマ『独眼竜政宗』『翔ぶが如く』『炎立つ』『麒麟がくる』『バイプレイヤーズ』など。舞台では『子午線の祀り』『セールスマンの死』ほか多数。

宮川彬良(作曲)
宮川彬良
©daisuke

作曲家・舞台音楽家/1961年東京都出身

劇団四季、東京ディズニーランドなどのショーの音楽で作曲家デビュー。その後、数多くのミュージカル・舞台音楽を手掛ける。代表作に「ONE MAN'S DREAM」「身毒丸」「マツケンサンバII」「天保十二年のシェイクスピア」。オーケストラ曲「風のオリヴァストロ」「シンフォニック・マンボ No.5」など。演奏活動にも精力的に取り組み『コンサートはショーである』を信条に、さまざまな企画のコンサートを日本全国で行っている。作曲、編曲、指揮、ピアノ演奏、解説すべてが自身によるそのコンサートは多彩なスタイルを披露、幅広い層に親しまれている。NHK Eテレ「クインテット」NHK BS2「どれみふぁワンダーランド」NHK BS プレミアム「宮川彬良のショータイム」で音楽担当ならびに出演。歌劇「あしたの瞳」、アニメ「星のカービィ」「宇宙戦艦ヤマト 2199/2202」NHK 木曜時代劇「ちかえもん」連続テレビ 小説「ひよっこ」の音楽など、その活躍の場は多岐にわたる。

読者レビュー

絶賛の声(講談社文庫 » 内館牧子「すぐ死ぬんだから」特設サイトより)累計42万部のベストセラー

80代・女性

これほど愉快、痛快で、共感、共鳴できる本に巡り会ったことはありません。

70代・男性

身につまされるが文句なく面白い!

70代・女性

私の口癖は「すぐ死ぬんだから」で、妹から「そういう人は死なないの」と叱られる。
今後の人生の参考になりました。

50代・男性

歳を重ねた夫婦の晩年はどうなるのか、考えさせられました。

70代・女性

すごくたまっていたストレスがさっぱり消える読み心地でした。

60代・女性

読んで思わず鏡の前に立ちました。

70代・男性

2年前に手術を受け、以後は家の中での生活です。何事にも意欲が失せ「すぐ死ぬんだから」状態でしたが、この本に出会って100歳までの人生を考えています。

80代・女性

何十年ぶりかで小説を一気読みしました。

70代・女性

有名医師の医学書や健康本より役に立つ本だった。

60代・男性

もうすぐ定年ですが、新しい人生への希望と勇気をいただきました。

80代・男性

リュックに安っぽい帽子、孫自慢に元気自慢。まったく自分のことです。今日から気をつけます。

70代・女性

没イチになって四年。人生まだまだこれからと意欲が出てきました。
主人公の毒舌は私の言いたいことと同じです。最高!

50代・女性

一字一句が人生訓。牧子節炸裂の「一発かます」は私もやってみたい。

ツアー日程

2023年

終了
埼玉
響の森 桶川市民ホール
048-789-1113
終了
群馬
太田市新田文化会館 エアリスホール
0276-57-2222
終了
福島
けんしん郡山文化センター
024-934-2288
終了
山形
シェルターなんようホール
(南陽市文化会館)
0238-40-1222
終了
静岡
焼津文化会館
054-627-3111
終了
広島
呉信用金庫ホール
(呉市文化ホール)
0823-25-7878
終了
長崎
アルカスSASEBO イベントホール
0956-42-1111
終了
岩手
一関文化センター
0191-21-2121
終了
北海道
士別市あさひサンライズホール
0165-28-3146
終了
北海道
北広島市芸術文化ホール
011-372-7667
終了
北海道
深川市文化交流ホール み・らい
0164-23-0320
終了
北海道
北見芸術文化ホール
0157-31-0909
終了
石川
北國新聞赤羽ホール
076-260-3555
秋田
あきた芸術劇場ミルハス
018-838-5822
東京
あうるすぽっと
0570-056-777
(としまチケットセンター)

過去のツアー日程

2022年

東京
あうるすぽっと
【豊島区立舞台芸術交流センター】
富山
オーバード・ホール
(富山市芸術文化ホール)
福岡
久留米シティプラザ ザ・グランドホール
熊本
熊本城ホール シビックホール
鹿児島
宝山ホール
大阪
箕面市立文化芸能劇場
愛知
ウインクあいち
神奈川
相模女子大学グリーンホール
徳島
アルエワホール
兵庫
小野市うるおい交流館エクラ
エクラホール
栃木
小山市立文化センター 大ホール
東京
かめありリリオホール
山口
山口情報芸術センター(YCAM)